Mikans Bake Shop開業の経緯

ミカンズベイクショップ・・・焼き菓子屋の名前が付いていますが、元々はトマト農家が始めたジェラート専門店でした。
「ミカンズ」とは、当店の存在する、みかん県・愛媛に因んで名付けました。

アイスクリーム類製造業には、厳しい設備基準や衛生管理が要求されます。
開業当初から、自主的に細菌検査を実施し衛生管理に努めて参りました。


およそ10年の「ジェラート屋」経験の間、初めて行ったイタリアで国際ジェラートコンテストに出場し、入賞はなりませんでしたが、現地の方と一緒にジェラートを作るという貴重な経験をさせていただいたこともありました。また、移動販売車などで地域のイベントに参加して、ジェラートを販売したこともありました。いろんな機会を与えてくださった周囲の方々や取引先さんに深く感謝しておりますし、小さな店へ訪れてくださったお客さんにも、とても感謝しております。

ジェラート屋を続けていくうちに、有機小麦粉を使って無添加のジェラート用ワッフルコーンを一枚一枚手焼きし始めたのが、当店の「焼き菓子」の第一歩でした。

事情あってトマト農家を廃業し、その後どうするかを途方に暮れながら考えていた時期、ワッフルコーンベーカーと同じメーカーの、小さな「焼きドーナツ機」を1台購入し、試作品を焼き始めました。
ジェラートにもワッフルコーンにも砂糖を使用しなくなっていたので、もちろん、焼きドーナツも砂糖無しで、さらに糖質カットです。ラカンカとエリスリトールだけで「普通の」甘さや食感を出すのが難しく、完成までにとても時間がかかってしまいました。

どれだけの数、どれだけの種類の試作をしたか、思い出せない程たくさんの「変わった」焼きドーナツ・クッキーを焼いて、それを食べさせられた人たちは迷惑だったかもしれないけれど、おかげさまで、12種類を完成させることができました。

また、焼きドーナツの試作と並行して、ローベクレルを意識した「砂糖不使用」アイスクリーム・シャーベットの試作も行ってきました。
それは、それまで積み上げてきた美味しいジェラートを捨てて、やり直しの試作をすることでもありました。
店を「プレオープン」の状態のまま、当店を信用してくださりご来店くださるジェラート時代からの常連のお客さんたちにご意見を伺いながら、2カ月を過ぎて、やっと完成することができました。
アイスクリーム・シャーベットも「砂糖不使用」で、ラカンカとオリゴ糖がメインの甘さです。

世の中いろんな情報が飛び交っているせいか、以前のジェラート屋には、ヨチヨチ歩きのお子さんにとって「安全なアイス」があるのかを心配されているおばあちゃん、お母さんが来店され、市販のアイスと比較していろいろ質問を受けることもありました。
また、ネット上で、関東地方や東北地方から西日本へ自主避難されている方々が「ケーキ屋さんへ行って原材料の産地を尋ねたら嫌な顔をされた」等、つぶやいていらっしゃるのを目にして、小さな当店だからこそできることをやっていきたい、セシウムの測定結果も含めて原材料を公表しよう・・と決心を固めました。

胎児、赤ちゃん、幼児、子どもたちにとって、放射性物質の影響は脅威であり、「ローベクレル」対策が最重要です。日本の放射性物質の現況については報道もされず、意識されていない方も多いと思いますが、私は、食品による内部被曝回避対策の有無が、将来的に生死を分けることと認識しております。
『私の知る限りでは、ウチのアイスとドーナツが一番安全ですよ』と自信を持って言えるだけのことをする覚悟で立ち上げたのが、Mikans Bake Shopです。

子供にとって安全なものは、大人にも安全であることは言うまでもありません。「安心」ではなく「安全」という言葉を使う資格のある製造者でありたいと思っております。

Mikans Bake Shopの「砂糖不使用」焼きドーナツとアイスクリームは、自分や家族や周囲の人たちを大切にする「想い」から生まれた、世界にたったひとつだけしかない愛溢れる食品です。